千葉市新港地区共同防災協議会（㊟）の主催により、千葉海上保安部より講師をお招きし、「防災講話」を当社千葉事業所において開催しました。

当日は、成田国際空港株式会社千葉港頭事務所長 水田拓也様のご挨拶に続き、千葉海上保安部警備救難課 臼倉大輔様より約1時間40分に亘り海上災害を中心とした防災について詳しくお話を頂きました。

共同防災協議会会員各社より約20名が聴講しましたが、海上保安庁の紹介では組織・管轄や保有船艇・航空機、同庁の災害対策を理解し、「油を知る」では各種油の性状・粘度経時変化を学び、関係法令説明の後、拡散防止としてのオイルフェンスの構造や各種展張方法、各種油吸着剤及び使用上の注意点を含む防除手法、油処理剤による化学的分散について詳しい説明があり、理解を深めることが出来ました。

講話の最後に油流出事故対応時の流れが説明され、官民一体となった協力体制が不可欠であることを再認識しました。

また講話の後、持参された小瓶に入った各種油に油処理剤を投入し分散効果を確認する時間が持たれ、どのような効果が出るかを目で見て理解することが出来ました。

終わりに、弊社社長 坂本雅生より御礼とご挨拶を差し上げ、閉会となりました。

当社を含む防災協議会会員各社においては、日頃より陸上・海上の各種防災訓練を実施しておりますが、今回のような理論と知識を深める機会も非常に重要であると感じました。

講話より得たものを、今後の防災活動に活かしてまいります。

開催日時　：2022年７月14日(木) 10:00～11:40

開催場所　：当社千葉事業所

㊟ 千葉市新港地区共同防災協議会

災害の防止、発災時の災害拡大防止、各種防災資機材及び要員の確保等を目的として、新港地区近隣3社で組織。

講話風景

油処理剤分散実験